令和6年

⑧ 【地下鉄3号線の延伸について】令和6年第1回市会定例会 予算関連質疑

会議日:令和6年2月22日
( 令和6年第1回市会定例会【 予算関連質疑】 )

 地下鉄3号線の延伸について

山下正人

次は、地下鉄3号線の延伸いついて、お伺いします。
まずは、

3号線延伸の意義について?平原副市長にお伺いします。

平原副市長

新駅の設置による沿線の利便性向上に加えまして、新百合ヶ丘方面、あるいは本市北部地域から、新横浜や横浜都心を結ぶ鉄道ネットワークが形成され、広域的な交通の利便性が向上いたします。

併せまして、新駅周辺のまちづくりの促進や、新横浜都心の都市機能の充実にもつながるものと考えております。

山下正人

私は、3号線延伸事業は横浜北部と川崎北部をつなぐ交通網の整備であるのと同時に、横浜市にとっては、沿線地域の都市開発・街の活性化に繋げる重要な事業と認識しています。特に、高齢化が進んでいる地域に子育て世帯を流入させ、地下鉄駅を中心に開発を進めることは横浜市にとっても大きな経済的メリットがあり、早期に延伸事業を進める必要があると認識しています。

しかし、コロナ後に事業計画の再検討を促され、計画の遅れが出ました。
そこで、

山下正人

3号線の延伸事業がコロナ後に停滞していることについて、平原副市長の認識をお伺いいたします。

平原副市長

昨今の物価高騰、コロナの影響による鉄道需要の減少など、3号線延伸の事業化を判断した当時に想定していなかった課題が顕在化しております。その対応に時間を要しております。現在、建設費の再算定や、将来の需要予測を考慮した事業採算性の見直しなど、国の事業認可に必要な精査・見直しを進めているところです。

山下正人

コロナによる事業停滞に加えて、ウクライナ情勢による様々な資材高騰の影響は多方面に渡ります。建設業界は資材高騰で工事費等が高騰しており、多くの事業者から補助メニューの充実が求められています。

鉄道事業も例外ではなく、高騰する建設費を考慮すれば、事業計画に狂いが出てくる事は理解できます。

しかし、当該事業は横浜市民の想いを受けて、横浜市が長年に渡って積み上げてきた計画です。横浜市が積極的に関与して、リードしていく必要があります。
そこで、

山下正人

早期の事業着手に向けて、横浜市の本気度を示す必要があると考えますが、平原副市長の見解をお伺いいたします。

平原副市長

3号線延伸は、平成31年に事業化を判断しております。令和2年には概略ルートを定めております。それ以降も環境影響評価の手続き、地質調査、設計などを着実に進めてまいりました。社会情勢の変化などによる新たな課題への対応が必要ですが、引き続き事業の着手に向けて取り組んでまいります。

山下正人

地元青葉区では、「歴代3市長は青葉区に住んでいたので、3号線延伸計画に関心はあったが、山中市長になったので関心がなくなった」との声が出始めました。山中市長になったからポシャったと言われないように、全市をあげて推進をお願いします。

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