令和6年

⑩ 【学校プールの有効活用】令和6年第1回市会定例会 予算関連質疑

会議日:令和6年2月22日
( 令和6年第1回市会定例会【 予算関連質疑】 )

⑩ 学校プールの有効活用

山下正人

次に、学校施設の更新に関してお伺いします。

今後、学校プールに関しては、学校施設の更新の際に、近隣の民間プールを活用する方向性と聞きます。
学校の水泳授業での年間時間数は一日2時間×5日=計10時間です。水温が低い、荒天等の諸事情で10時間に達成しないことも多々あると聞きます。

また、プール施設の管理作業における教師の負担やプールの維持費で多額の費用が必要などの諸課題もあります。
その点、民間の屋内施設で専門の指導者が教えることにより、カリキュラムの安定と水泳技術の向上が大いに期待されます。

しかし、近隣に適切な民間施設がない学校の方が圧倒的に多いのが現状です。
そこで、

山下正人

住んでいる場所で水泳授業に差異が出ることについて、教育長の見解

教育長

現在、9校で民間スイミングスクールを活用した水泳授業を試行的に実施しております。天候に左右されない授業の実施や教職員の負担軽減、授業の質の向上などの成果が報告されており、来年度は16校に拡充する方向で検討しております。

立地による課題もありますが、可能な範囲の中でよりよい教育環境になるよう工夫してまいります。

山下正人

現在計画が進められている、豊岡小学校の様に商業の用途地域であれば、地域の新しい拠点として様々な施設の併設が可能です。しかし、学校施設はほとんど住宅専用の地域に立地しています。

また、今後の街づくりでは、住宅街に生活利便施設などがないことなどが課題になっています。また、学校は本来、地域の中心的存在であり、コミュニティの基盤でもあるはずです。
高齢化による活力が失われた地域再生の核にもなるのが学校施設と考えます。
そこで、

山下正人

今後の学校施設の更新において、多様な取り組みが可能になるように、まちづくりの観点も入れて検討をすべきと考えるが、市長の見解を

市長

学校施設の建て替えの機会を捉えて、最新の施設整備水準等に基づくより良い教育環境を整備するとともに、地域の課題の解決やまちづくりの推進につなげたいと考えています。地域の実情やニーズを的確に把握するとともに、立地の特性や法令制限等の課題も踏まえ、公民連携の視点も加え、地域のまちづくりに寄与することを目指してまいります。

山下正人

理想としては、学校施設もP F Iを活用して、学校施設の管理から教職員を解放し、地域課題の解決と地域の活性化を提案できれば、全国に先駆けた事例になると思います。

教育内容が充実し、教職員の負担が軽減され、地域に活力が出る。三方良しと思います。市長、如何でしょう?
難しい課題があることは重々承知です。是非、ご検討下さい。

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