会議日:令和6年2月22日
( 令和6年第1回市会定例会【 予算関連質疑】 )
⑤ 横浜トリエンナーレ
次に、創造都市、クリエイティブ・シティの取り組みについてお伺いします。
横浜に人を呼び込む為に、文化政策が重要である事は言うまでもありません。
魅力的な都市として、内外に発信する為に横浜が創造都市に取り組み、文化政策を推進してきました。その核として、国家プロジェクトである芸術祭、横浜トリエンナーレを横浜市は誘致しました。
そこで、まず
横浜トリエンナーレを本市が開催する意義について
ナショナルプロジェクトとして2001年に初めて開催され、日本で最も歴史のある現代アートの大型国際展です。都市のプレゼンス向上にも大きく寄与してきたと承知しています。また、20万人を超える方が来場されることから、地域と連携して回遊性を高めることで、まちのにぎわい創出にもつながるものと考えています。
今年度はトリエンナーレ開催年にも関わらず、情報の発信が弱いと感じています。市民の中でも「トリエンナーレって今年?」と聞かれる様では、内外からの集客どころか、認知すらされていないのでは?と不安を持ちます。
そこで、
トリエンナーレの広報が後手になっている理由を、市長にお伺いします。
これまで、組織委員会によるオンライン記者会見、テレビ番組での紹介、イベントでのPRブースの出展などを通じて、機運醸成を図ってまいりました。開幕する3月以降は、チケット購入に結び付きやすいSNS広告を積極的に展開して集客を図ってまいります
横浜美術館の大改修も多額の税を投入して完成しました。横浜美術館には海外のV I Pもお忍びで訪問するほど、高い評価を受けています。
今後は横浜美術の発信拠点として機能することが期待されます。
また、次回の開催はGREEN EXPOと同じ2027年です。横浜のビッグイベントに内外から観光客が集まるタイミングは横浜トリエンナーレに誘客する絶好の機会です。
そこで、少し気が早いですが、
次回のトリエンナーレ開催準備について、市長の考えを
まず、3月15日から開幕する第8回展において、多くのお客様に国際レベルの現代アートや横浜のまちを楽しんでいただくとともに、子育て世代にも気軽に御来場いただけるよう、着実に準備を進めてまいります。閉幕後は、データに基づいた事業成果の検証にしっかりと取り組んでまいります。
目標であるベネチア、ビエンナーレは毎回、全世界のVIPが集まります。
トリエンナーレも金を使う事業から金を稼ぐ事業に発展させるチャンスです。
横浜が自ら手を挙げて呼び込んだトリエンナーレをまさか「これ以上は出来ません」などと情けない事は言わないと思いますが、今回の様にやる気が伝わらなければ、フェードアウトしてしまいます。市長の文化政策に対する、熱量をお聞きしたいと思います。
文化政策の取組は、文化芸術に触れる多くの方々に、多様性を受け止める気持ちを伝えられるとともに、子どもたちにとっては創造性やコミュニケーション力を育む非常に大切な取組です。また、国内外から横浜に人を呼び込み、まちににぎわいを創出する、そういう意味でも引き続き文化政策にしっかり取り組んでまいります。