令和6年

令和6年 第3回市会定例会 資源循環局 決算特別質問

会議日:令和6年10月3日
( 令和6年第3回市会定例会【 令和6年 第3回市会定例会 資源循環局 決算特別質問】 )

資源選別施設について

(1)市外に搬出している缶・びん・ペットボトルの量とコスト

山下正人

資源選別施設の老朽化により、処理量が追いつかない為に、現在は市外にて一部の処理をお願いしています。

市外に持ち込んでいる、缶・ビン・ペットボトルの処理量とその為のコストについて?

適正処理
計画部長

市外への搬出は8月末から実施しておりますが、9月末時点で約500トン市外に搬出しております。

費用についてですが、約2,500万円となっております。

山下正人

私は選別施設の課題は以前より指摘をしてきました。

(2)処理が滞った原因

山下正人

今回事案の様に処理が追い付かない事態になった原因について、どう考えているのか?

適正処理
計画部長

いずれの資源選別施設も先生おっしゃるとおり、老朽化が進行しておりまして、設備の故障が増えている状況にあります。

また、缶・びん・ペットボトルのうち、特に量の多いペットボトルは、機械選別ではなく、現在、手作業によるものですので、処理に時間を要していることなどが影響しているものと考えております。

山下正人

3年前に視察した熊谷市の民間の中間処理施設では、AI技術を用いた自動選別を採用しており、手選別と比べて処理量に圧倒的な優位性がありました。横浜の様な大都市こそこのようなシステムが必要と思います。

そこで、

(3)資源選別施設の再整備に関する検討項目

山下正人

資源選別施設の再整備に関する検討項目についてお伺いします?

適正処理
計画部長

施設の再整備にあたっては、
・今後の処理量の見込み
に加えまして、先程、先生からおしゃっていただきました
・AI・IoTなどの最新技術の動向や導入した場合の作業の効率化
また、
・イニシャルコストやランニングコストの低減を意識した事業手法
・他都市の整備状況
などについて検討しているところでございます。

山下正人

我々が視察したのは民間の処理施設巨額な投資が可能ですが、行政負担では10億円をこえる投資は厳しいと思います。

そこで、

(4)質問者の考えについての見解

山下正人

再整備に関してはPFI等の民間の力を活用すべきと考えますが、局長の見解を?

局長

「再整備に関しては、民間の力を活用すべき」

山下正人

現行法では、同じペットボトルでも家庭から排出された品とコンビニから出たペットが同時に処理できない立て付けになっています。この様な古い慣行も変わる事を期待しています。

局長

委員のご指摘のとおり、民間の選別施設におきましては、自動化や省人化が進んでいるというふうに認識はしております。

今後、選別施設を整備するにあたりましては、新技術の導入や事業手法など、民間の力の活用も含め幅広く検討し、資源物の安定処理に努めてまいりたいというふうに考えております。

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