会議日:令和7年2月20日
( 令和7年第1回市会定例会【 予算関連質疑】 )
② 障害児に配慮した子育て支援

市長の目玉政策として「おやこMore Smile Package+」という新しい取組があります。子供をいつでも預かるということは一見良いように思えますが、子供の視点が欠落していると思います。
一方で、障害児の親御さんは子供の預け先がなく大変苦労をしています。
朝の居場所事業も障害児の預かりの観点は欠落しています。
横浜市は18才以降の障害者の居場所がなく、18歳の壁とうい問題に多くの方が大変ご苦労をされています。
そこで、
選挙目線の子供政策ではなく、日中一時支援事業のような、本来公助が必要な障害者の支援政策こそ充実すべきと考えますが、市長の見解をお伺います。

日中活動の終了後も運動や交流などができる場があることは、おっしゃる通り障害のある方の生活の充実を図る上で意義があります。本市では夕方の活動の場となる日中一時支援事業等を実施していますが、地域によって実施状況に差があることも事実です。
このため、今後、実態を丁寧に把握してまいります。

政治の大きな役割は税の使途を決めることです。富の再分配機能である、税金は本来、社会格差を是正する福祉政策が第一義的に優先されるものと考えます。
市長の予算案を見る限り、歪な思想で予算変編成されていると感じてしまいます。
有権者受けするか否かで判断するのでなく、社会正義に基づいて税を活用して欲しいと要求します。
横浜市の障害児者日中一時支援事業はお隣、川崎市と比べると脆弱です。
川崎市の時間基本単価は5,166円に対して、横浜市は2,180円と半分にも達しません。おまけに、川崎市にある送迎サービスも横浜にはありません。
これでは、同じ事業をするなら川崎で開業します。
日中一時支援事業は予算額5000万円規模です。
川崎と同基準に合わせても1億程度の予算額です。
予算の増額修正を検討する気はないか?
市長の良心にお聞きします。

今後行う実態把握を踏まえて夕方の活動の場を必要とする障害のある方のご利用につながるよう、支援策の充実に向けた検討を進めてまいります。