ネーミングライツについて

今、日産スタジアムの命名権更新に際して、一連のゴタゴタを副市長はどう考えるか?

横浜市としては名称変更による市民の皆様の混乱を招かないこと、空白期間が生じないことを考慮して、協議を進めてきたが、議会での厳しいご意見も踏まえて、改めて、価格の妥当性について、検討することとしたものだと認識しております。

副市長は市長会見の前に見直すことについて聞いていたのか?

私も市長会見を見て、その話を知った状況でございます。

今回の命名権更新に関しては、もう一度見直すと言った市長の考えに賛同しますが、プロセスに瑕疵があります。 行政決定を市長独断で変更したこと、日産との信頼関係の損失、市長が職員に責任転換したこと、そして、日産の更新ありきのスケジュール設定です。何故、日産ありきのスケジュールになったのか?

ネーミングライツについて、横浜市と日産自動車との契約の中に、次期契約に関するスケジュールの規定がありまして、日産スタジアムのような非常に大きい施設が、次の期間において、十分な期間を確保できるまでの契約となっておらず、結果として、同じ事業者による、“契約更新ありき”というような捉え方もされるようなスケジュールになっていたというのが現契約の内容です。

過日の報道にて、国立競技場は100億の価値が付いたが、横浜国際競技場の市場価値・評価を局長はどう考えるか?

ネーミングライツ自体は具体的な算定方法や金額がなかなかないのですが、味の素スタジアムなど、他の大きい施設競技場と比べても、横浜市の競技場は相当の価値があると思っています。

3つのW-CUP、ビッグネームのコンサート等世界的に認知度の高い施設が一年とはいえ、5000万円で優先契約することは、行政手続き上に問題はないのか?

ネーミングライツは、「価格決定手続」に関する法令上の規定も現状ございません。そうした中で、今回、ネーミングライツの空白期間が生じることや、市民や利用者の皆様の、混乱による影響が大きいということから、一旦は、「1年間5千万円」という考えを持ったところでございます。
行政手続上の問題はないと考えておりますけれども、委員ご指摘の、価格の点については、先般の常任委員会等での厳しいご意見もいただいていることから、現在、従って、再検討になっていると考えています。

政策経営局のではネーミングライツやふるさと納税のアイデアを駆使して、新たな財源の創出に努力しています。
安易に安値入札をすれば、職員のモチベーション低下が心配。仮に、安値で契約がまとまった場合、損失分の補填を局長は如何に考えているのか?

今後も、横浜国際総合競技場を運営していきますので、仮に、ネーミングライツ料の減額が決まった場合には、特定財源が減ることになるので、その分、一般財源での対応や他の財源確保への取組など、本市の予算措置の中で対応していくことになります。

日産との交渉が進まなければ、来年度、4/1からでなくとも新しいスポンサーと契約できる方法を考えるべきと考える。
今から、日産を含めて、今後の契約の入札をすれば、時期はずれても好条件を提示する企業はあります。
そこで、契約時期を年度当初でなくとも、命名権契約が可能か?否か?局長にお伺いします。

ネーミングライツの一般的な話として可能なのか否かで申し上げますと、開始時期を年度当初とする必要はございません。

世界に認知されている、横浜国際競技場が安値で契約されることで、競技場だけでなく、横浜市のブランドイメージも毀損されます。
日産にも今回のゴタゴタにて多大の迷惑をかけています。今まで、日産自動車さんには大変お世話になってきました。日産には誠意を持って交渉していただき。そして、横浜市民の財産を毀損することのない様に交渉をまとめて頂くことを期待します。