小児医療証がカードサイズに変更になりました
やっと財布に入るサイズになりました
横浜市の小児医療証は長らく昭和の保険証のサイズでした。いわゆるパスポートサイズなので財布に入らず市民から「何で?これだけこんなに大きいサイズなの?」と陳情を受けていました。制度開始の平成7年から大きい保険証が交付されていたので、私も驚きでした。私には対象年齢の子供がいないので、全く知らずにいたところ、支援者の一人の方が、何とかして!と陳情を受けたのが昨年の夏。そして、令和5年度10月の健康福祉局の決算特別委員会にてカードサイズにする様に提言しました。当局も不評の声は耳に届いているようで、前向きに検討したいとの回答を得ました。やっと今年の7月の更新時より変更になります。
マイナンバーカードと一体にするのが一番良い
小児医療費は所得制限や対象年齢の条件がある為に、保険証を交付する手続きが大変です。今回は昭和の保険証サイズから現在のカードサイズの保険証になった事で一歩前進しましたが、本来なら、マイナンバーカードと一体化するのがベストです。対象者の突合の事務手続きや不正利用の防止等の行政コストの軽減化が期待できるからです。小児医療費は各々の自治体が独自政策として対象年齢等を決めていますので、自治体の独自メニューをマイナカードに登録すればいいだけです。しかし、新しいことに一歩踏み出すことに慣れてない自治体職員の後押しを政治がしなければ進まないと思っています。次は、マイナンバーカード一枚で診察が受けられるようにしたいと思います。
本来なら、国一律の制度にすべし
小児医療費の無償制度は自治体の子育て支援政策として進めてきたので、自治体間でばらつきがあります。我が国は国民皆保険制度によって同一医療・同一費用の原則で医療制度が成り立っています。住んでいる所によって保険制度に違いがあるのは国民皆保険制度の趣旨に反します。政府が子育て支援に注力するなら、本来は国の制度として小児医療は無償にして欲しいと思います。