防災倉庫を兼ねた休憩所を設置しました
青葉区の街区公園のひとつである太陽公園。
この公園は地域住民の手でバラの公園として有名なところです。
元々は樹木が茂り鬱蒼とした公園のイメージでしたが、地域住民の手で公園の剪定等の手を加え、その後に、バラの愛好家達が許可を取ってバラ公演として整備しました。
言わば、住民の自主的運営の公園として地域に愛される存在になりました。
総論賛成、各論反対
その後、後援愛護会をはじめバラの愛好家達の休憩場所、特にトイレの設置を強く要望されました。
公園のトイレは他の公園においても要望は多いのですが、公園の近くの方はすぐに自宅に戻ればいいが、遠くの方は困る。
公園にトイレは必要と思うが、私の家の前の場所は嫌。総論では賛成だが、各論となると反対意見が出る。
公園トイレ問題は行政も頭を抱える課題です。
発想の転換
では、「トイレではなく防災倉庫を兼ねた休憩所を設置しよう!」という提案を地域の方と一緒に作り上げました。
勿論、休憩所にはトイレも必要だよね。ということでトイレは作ります。問題は予算。
そこで、公園愛護会のメンバーを中心に検討委員会を作り上げて、横浜市のまち普請事業に応募して500万円の助成費用を取得しました。
地元の自治会も協力的で、もっといい物にしようと寄付金も集まり、最終的には1000万円を超える費用が集まり、地元の自治会の第二自治会館の位置付けにしようとの意見で、年間のランニングコストも自治会と利用者の負担で賄うことが決まりました。
箱物ではなく、ソフト面の活用から施設を考える。
太陽公園ローズハウスはトイレ問題から端を発して出来上がった施設ですが、そもそも公園は市民の財産であり、地域社会がどのような活用をしたいか?という視点で整備をすべきものです。
元々地域住民の手で公園の改良を行い、5月には満開のバラの中でフリーマーケット等のローズフェスティバルを開催する公園に生まれ変わりました。多くの方が集う公園になったので、トイレ問題を解決してほしいとの陳情は必然として起こった住民の要望でもあります。
私も地元自治会の一員としてローズフェスティバルの運営を手伝っています。