健康寿命の延伸政策を考えるのが”ピンコロ研究会“
私もいずれは高齢者になり生活の不自由を感じる時がきます。
ご高齢の方とお話しすると、皆さん口を揃えて仰ることは、“元気だから長生きしたい“病院のベットの上で胃ろう処置されてまで長生きしたくない。というのが本音です。健康寿命をいかに伸ばしていくための政策が大事かをご高齢の方から教えていただきます。
我々自民党の有志の議員に声をかけて健康寿命の延伸政策を考えるのが”ピンコロ研究会“です。
ピンピンころりを目指すというと不適切に聞こえるかもしれませんが、目的を明確にする為に命名しました。
和光市モデルを視察
和光市では要介護率が9%台という極めて元気なお年寄りが多いということで全国的にも注目されています。
秘密は高齢者一人一人に合ったケアプランをきめ細かく作成している事。そして、筋力を落とさない為のトレーニングにあると思います。
小さな自治体だからきめ細かい対応ができると言う方もいるでしょうが、大きな自治体でも行政区ごとに対応することは可能だと思います。
横浜でもまずは、区のモデル事業として高齢化率の高い栄区などで実証実験をする方法もあるでしょう。
富山型デイサービスは理想の社会
富山型デイサービスも全国的に有名です。訪問したのはN P O法人にぎやか。高齢者だけでなく、障がい者も、子どももごっちゃの施設です。
言わば家庭・地域の縮図です。提携する医師の協力で自宅(施設)での見取りも行っているのは驚きです。
訪問時に対応いただいたおばあちゃんは齢85歳。にぎやかに入所した時は要介護5で寝たきりでしたが、今日は我々にコーヒーを出してくれるまで回復しています。
要介護5の寝たきりは補助金が多く出ますが、介護改善をしてもインセンティブはほぼありません。介護保険制度を介護状態が続くのではなく、改善に向かうための制度設計に変えないと、今後高齢化社会が進展すればするほど、我々の負担も増えて困り、当事者も決して嬉しくない状態が続きます。彼らの望みであるピンピンころりの実現を模索します。