首長の権力とパワハラ

社会問題

人事権と予算編成権を持つ絶対権力者

兵庫県の斉藤知事の不信任決議案が議決された。様々な問題が露見した今、当然のことだと思います。

首長は自治体内では人事権と予算編成権を持つ絶対権力者です。庁内で異論を唱えることは極めて困難な事は想像できます。今回の問題は首長が独裁者になる危険性が高いことを証明したと言えます。
横浜市の元秘書課長が「歴代の市長でパワハラでなかった人を探す方が難しい」と言ったことを思い出しました。現在の山中市長も横浜市大時のパワハラ問題、現在の恣意的な人事による圧力等が議会で再三問題視されています。今回の兵庫県知事の問題を対岸の火事と考えるのでなく、ご自身の言動・行動に対しても考えて頂き行動を改めて頂きたいと思います。

首長の権力とパワハラ記事内画像-1

『政治家の権力は社会的弱者のために使うもの』と故亀井善之氏から教わりました。
政治家の力は弱者を助ける温かい手にも暴君の手にもなりえます。政治家という権力を手にしたものは力の使い方を常に肝に銘じたいものです。

また、有権者も政治家を選ぶ際には耳障りの良い言葉や見た目に惑わされることなく、政治家の本質を見極めて選択する政治リテラシーを高める必要があると思います。

横浜市会議員:山下正人

TOP