横浜版事業仕分け(ムダ撲滅プロジェクト)
横浜版事業仕分け(ムダ撲滅プロジェクト)を開催しました。民主党の某議員の「2番じゃダメなんですか?」のセリフがクローズアップされる事業仕分けですが、元々は自民党が野党時代に河野太郎代議士を中心に自民党内で“ムダ撲滅プロジェクト”という名前で事務事業の見直しを議員が行ったことが始まりです。横浜市には3000を超える事務事業があり、決算委員会等で議会はチェックをしていますが、市民の方と一緒に一つの事業を掘り下げて検証することは当局が事業評価をお手盛りで行うのとは違った緊張感があります。
勿論、当局はメディアオープンで行う事業仕分けを行うことに激しく抵抗します。
みどり税の議論を思いだせ!
事業仕分けの対象事業は環境創造局にしました。昨年に成立した“横浜みどり税“この議論を財政局担当の委員として議論しました。
「新税を創設して市民に負担を求めるなら、その前に事業の見直しを行なって無駄な事業の整理を行なっているのですね?」という疑問は議会から何度も問われています。当局は「毎年、各局で事業評価を行なって新年度予算を提案しています」が答えです。
なら、みどり税の恩恵がある、環境創造局の事業を市民の方にも入って頂いて、見直ししても問題ないですね?というロジックの元、横浜版ムダ撲滅プロジェクトがスタートしました。
議会と当局との緊張感のある関係
今回のムダ撲滅プロジェクトでは一応の成果はあったと自負しておりますが、何より良かったと私自身が考えるのは、当局との馴れ合いの決別です。決算委員会等の一問一答方式の議論を聞いていると、中には予定調和の質疑が淡々と続き、聞いているだけでアクビが出る議論も散見されます。
今回のムダ撲滅プロジェクトは原稿なし、擦り合わせなしのガチンコ勝負です。本来の議会のあるべき姿と考えます。
この機会に一年生議員でありながら、議論に参加出来たことは光栄であり、良い経験となりました。