福祉タクシーの分野まで人材不足
私の事務所に一本の陳情が届きました。
内容は福祉タクシーのサービスを利用していたが、事業者がドライバー不足で廃業したので、サービスを受けることが出来なくなり困っているとのことです。
バスやタクシーの公共交通のドライバー不足は深刻な状況であり、各社苦労をしている事は承知していますが、
福祉タクシーの分野まで人材不足の波が押し寄せていることには認識が至っておりませんでした。
人材不足は即座に廃業につながる
調査をしてみると、2種免許が必要なバス・タクシー同様に福祉タクシーの担い手も減少しており、閉鎖をした事業所も少なくないようです。
また、福祉タクシーの場合は小規模な事業者が多い為に人材不足は即座に廃業につながることも見えてきました。
当面はタクシー会社で運用しているUDタクシー(車椅子ごと乗れる車両)を活用していただく方法が最適解ですが、ストレッチャーごと乗せられる車両ではありません。
民業の分野に行政が深く踏み込むことは適切ではありませんが、公共交通機関の持続性の観点において、福祉分野の利用も視野に入れてもう少し踏み込んで検討していく必要を強く感じたところです。
横浜市会議員:山下正人